
NFT アートが高値で売却されてるらしい!
いっちょ俺もNFTアートを作って一攫千金したいけど、
NFT の作り方、始め方が分からない…。
NFTブームでNFTアートなどが盛り上がってきていますが、個人でNFTを作るにはどのようにしたらよいのでしょうか?
今回の記事は個人が簡単にできるNFTの作り方・始め方について紹介させていただきます。
NFTの作り方・始め方
事前に準備しなければならないもの

NFTを作る・始めるにあたって、事前に準備・用意しなければならないものが以下の4つです。
- NFT化する作品(アートなど)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアム(ETH)を保管しておくための財布(ウォレット)
- NFT化するサービス OpenSea
一つづつ確認していきます。
NFT化する作品(アートなど)
NFT化する作品を用意する必要があります。
NFTにおいてはアートが現在は最も主流ですが、撮影した写真やお気に入りの画像もNFT化することができます。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは仮想通貨(暗号資産)の一種で、初回のみNFT化して出品する際に手数料として必要です。
2回目以降の出品に手数料としてのイーサリアムはかかりません。また、NFT化自体は手数料不要です。出品する場合のみ初回のみ手数料が必要です。
イーサリアムを入手するには、インターネット上の取引所で円とイーサリアムを交換する必要があります。
仮想通貨はドルや円と同様、日々値動きをしているのでなるべくイーサリアムが安い時期に購入する方がよいでしょう。
イーサリアムの具体的な購入方法に関してはこちらのサイトを参照してください。
イーサリアム(ETH)を保管しておくための財布(ウォレット)
現実世界でも現金を財布にいれずに持ち歩く人はなかなかいません。
それはインターネット上も同様で、入手したイーサリアムは財布に入れておく必要があります。
そこでイーサリアムなどの仮想通貨を保管する財布(ウォレット)で最も利用されているものが、MetaMask(メタマスク)です。
MetaMaskはGoogle chromeの拡張機能として使われるものです。
スマートフォンでもPCでもどちらでも使用することができますが、PCの方が操作性が高いため推奨されています。
MataMask導入の具体的な方法はこちらのサイトをご参照ください。
NFT化するサービス OpenSea
アートや写真をNFT化するには、OpenSeaというサイトを使うのが主流です。
OpenSeaはNFTの取引が最も活発な販売所で、誰でも簡単に参入することができます。
NFT版のメルカリと言われることもあるようです。
OpenSea(NFT取引所)とMetaMask(イーサリアムの入った財布)を紐づけすれば、すぐに取引を始めることができます。
ここからはOpenSeaの使い方を詳しく見ていきます。
NFTサービス OpenSea を使ってNFTを作る

NFT化する作品、イーサリアム、イーサリアムを入れておく財布、MetaMaskの準備できたら、あと少しでNFTを作って出品することができます。
NFTを作り始めるためにOpenSeaの使い方・始め方の手順を見ていきます。
①OpenSea公式サイトにアクセスしCreate(作る)をクリック
②MetaMaskと紐づけしてログインし、接続する
③プロフィール入力をし、メールアドレス認証をする
④マイコレクションを作成してアイテム(NFT化するもの)を追加する
⑤販売する
アカウント登録完了まで
①OpenSea公式サイトにアクセスし、Create(作る)をクリック

②MetaMaskをクリックする

③MetaMaskが開くのでパスワードを入力。また、イーサリアムメインネットになっていることを確認。

④接続し署名を押す。

⑤接続ができればこのような画面に入ります。右上のアイコンからSettings(設定)を押してくささい。

⑥ここでユーザー名と名前を入力。Bioは自己紹介欄ですので入力しなくても構いません。

⑦登録したアドレスにメールが届くので、「VERIFY MY EMAIL」を押してメールアドレスを有効化する

実際に出品まで
マイコレクションの設定方法
①My collections(マイコレクション)から「Create Collection(コレクションを作成する)」を押す。

②コレクションの情報として、ロゴ画像・アイキャッチ画像・バナー画像を設定しましょう。
■Logo image:コレクションのアイコンとなる画像です。
■Featured image:強調される画像です。
■Banner image:コレクションページの上部に表示されるバナー画像です。
■Name:コレクション自体の名称です。
■URL:自身のホームページなどを持っている場合はここにURLを設定しましょう。URLを入れておくことでそのコレクションがどういったものか理解されやすくなります。

③説明文やカテゴリーを入力しましょう。
■Description:コレクションの詳細説明になります。
■Category:アイテムの出品カテゴリになります。出品作品に一番近いものを設定してください。
■Links:SNSのアカウントを持っている場合は、こちらに設定しましょう
■Creator Earnings : OpenSeaでは、あなたの作品を買った誰ががその作品を転売した時に作者に還元されるロイヤリティを設定することができます。設定値は0%から10%まで設定することが可能です。あなたが10%で設定した場合、あなたの作品が1万円で転売された場合1000円があなたのもとに入ります。
■Blockchain:NFT取引に利用するブロックチェーンの種類を選択します。ここで設定したブロックチェーンが、このコレクション内でアイテムを出品した際にデフォルトで登録させるものとなります。2022年2月現在では、Ethereum・Polygonから選択することができます。基本的にはイーサリアムを選択しましょう。
■Payment tokens:アイテムの売買に使用する仮想通貨(暗号資産)を選択します。基本的にはETHで問題ありません。

④■Display theme : テーマの表示方法を選択します。真ん中のContainedがオススメです。
そしてここまでの入力が完了したら、Create(作成)をクリックします。

ここまで完了したら、ついにNFT化して出品です。
NFTアイテムを追加して出品
①右上のAdd item(アイテムの追加)をクリックします

②作品のアップロードや作品の情報を入力します。
■Image, Video, Audio, or 3D Model : この場所にアップロードしたいNFT化するアイテムをドラック&ドロップします。
■Name:アイテムの名前を入力します
■External Link:自身のホームページなどを持っている場合はここにURLを設定しましょう。必須ではないですが、入れておくとアイテムの説明にもなります。
■Description:アイテムの詳細説明を入力しましょう。

■Collection : 複数コレクションがある場合は、アイテムを登録するコレクションを選択します。
■Properties~Supplyはそのままで大丈夫です。

ここまで完了したら下の方にあるCreate(作成)をクリックしてください。
③右上のSell(売る)をクリック

④出品価格・販売期間・その他付加情報の設定をおこないましょう。
■Type : Fixed Priceを選択すると固定価格、Timed Acutionを選択するとオークション形式で販売することができます。
■Price:出品価格を設定します。仮想通貨の種類、金額をそれぞれ入力しましょう
■Schedule listing:販売期間を設定します。
■Sell as a bundle:複数のアイテムをバンドル販売するための設定です。バンドル名称、バンドルの概要説明を入力しましょう(※バンドル:簡単に言うと「まとめ売り」です)
■Reserve for specific buyer:オプションとして、購入者を指定する事が可能です。特定の相手のみに販売したい場合はこちらを設定します。販売相手の宛先を入力しましょう

ここまですべて入力した後は、画面下部にある「Complete listing」をクリックします。
クリック後、MetaMaskが開き手数料が発生します。

確認を押せば、出品完了です。売れるのを待ちましょう。
まとめ
今回はNFTの作り方・始め方を紹介しました。
NFTの需要は世界中で高まりつつありますが、こんなに盛り上がっていてもまだ仮想通貨市場の1%にしか満たしていません。つまり、これから更なる市場規模の拡大が予想されます。
まだ黎明期のうちにNFTに手を出しておくことで、今後の時代のトレンドに乗ることができるかもしれません。
参考文献:NFTs may look like they’re everywhere, but they only make up 1% of the whole crypto market