自民党が「岸田トークン」と呼ばれるNFTを発行しましたね。
厳密にいえば、自民党青年部局が発行する青年部トークンの中の1つに「岸田トークン」というNFTがあります。
なので「野田聖子トークン」とか「小泉進次郎トークン」とかもあります。
Yahoo!ニュースやメディアでも取り上げられ、一定の盛り上がりを見せてNFTについて知ってくれる人が増えると良いのですが…。
さて、今回の記事では5月28日に「岸田トークン」発行時に起きてしまったトラブル、フリーミント事件を紹介します。
この記事を読んでNFTなどのWeb3.0リテラシーが重要であることを知ってもらいたいです。
自民党トークン フリーミント事件
5月28日、Twitterである議員がコントラクトアドレス、トークンIDを含むQRコードをリークしてしまいます。
その結果、自民党コレクティブNFTのページが特定されてしまい、さらにNFTフリーミントアドレスまでもが特定されていまいます。
そのページがTwitter上で拡散されてしまい、

となり、フリーミントが相次いで行われてしまいました。
自民党コレクティブNFTのページとコントラクトアドレス特定したからシェアするねhttps://t.co/L94UZcFJ7f pic.twitter.com/5Yv3wdfgrf
— 灯篭 (@TourouJPN) May 28, 2022
フリーミントされてしまった自民党のトークン一覧
フリーミントされてしまった自民党トークンは以下の5種類です。
- 自民党青年局メディアブリーフィング
- 野田聖子大臣トークン
- 小林鷹之大臣トークン
- 松島かれん大臣トークン
- 村井英樹補佐官トークン
しかし、人気の岸田トークンや小泉進次郎トークンはフリーミントされる前に対策することができたようです。
それぞれの自民党トークンの配布時間が異なっていたこともあり、事なきを得ることができました。
NFT取引所「OpenSea」で自民党トークンが販売
上記のフリーミントされてしまった自民党トークンはOpenSeaで販売されています。
牧島かれん大臣のトークンは69ETHという法外な価格設定が行われていますが野田聖子大臣トークンは0.005ETHと比較的安価で販売されています。
僕も野田聖子大臣トークンを購入しようとしたのですが、POAPのためやはり購入はできないようです。
岸田トークンへ非難集中?
普段からNFTを購入している人や仮想通貨投資家から岸田トークンへの非難が行われています。
非難される要因は主に以下の2点です。
- 国内取引所に上場していないPolygon(MATIC)を使用
- 金融庁が法令違反としているBinanceからPolygon(MATIC)を調達
言っていることとやっていることが矛盾しているという声が上がってしまったわけですね。
しかし、自民党トークンを発行した企業は以下のような声明を発表しています。
当該のNFTを作成するために使用したトークンは当社の海外居住者名義の口座で適法に調達しており、今回の施策で活用するために当社内限りで使用しております。
ですので政府は適法に基づき、岸田トークンなどのNFTを活用したわけです。
ただ、政府としてもNFTなどWeb3.0の規制が厳しいということを身に染みて体感したはずなので
今後規制改革に向けて動き出すかもしれませんね。
もしかしたらBinanceが正式に国内で認可されるかも・・!?
ネットでは岸田トークンはネタ扱い?
Twitterなどでは、岸田トークンをネタ扱いしている方々が大勢います。
たしかに、僕も最初は目と耳を疑いましたからね(笑)
特にこの遊戯王カードは、私も笑ってしまいました(笑)
岸田トークンで思った事。 pic.twitter.com/bNcDVgUb4A
— 鳩鮫 (@tplIrcBUGfBXjWj) May 28, 2022
一体で無限ループできるカードが出来たよ。 pic.twitter.com/GrlovbbLdM
— 鳩鮫 (@tplIrcBUGfBXjWj) May 28, 2022
岸田トークンなどのWeb3.0はハードルが高い
普段からNFTや仮想通貨を触っている人からすれば理解するのが容易ですが
聞いたこともなければ、仮想通貨という言葉を聞いただけで拒絶反応を起こす方からすれば岸田トークンなんて訳が分からないでしょう。
実際、僕のパートナーも仮想通貨の話をものすごく嫌がりますからね(笑)
ただ、NFTなどのWeb3.0が日本経済成長の起爆剤となる可能性は十分あります。
マンガやアニメはNFTと相性が良いですからね。
政府が率先してWeb3.0に触れることで、国民にもWeb3.0について知ってもらいたいのでしょう。
Web2.0で世界に日本が大敗を喫したせいで、日本経済が停滞していると言う人もいるくらいですから政府はWeb3.0で挽回することに必死になるのも頷けます。
僕みたいにNFTや仮想通貨を普段から触れている人からすれば、政府がどんどんWeb3.0を推進して盛り上げてくれると、ものすごくありがたいんですけどね~
様々な批判はあるようですが、僕はWeb3.0の可能性を信じている人間なので応援しています。